女性でもはげることがあると聞くと、少し意外に思われるでしょうか。
でも実は、10代や20代という若い世代の女性にも、「つむじ」など部分的なはげに悩む人は少なくないのです。
女性の薄毛の特徴は、一部がすっかりなくなってしまうというより、全体的に量が減ってボリュームが出にくくなること。
そうすると特に目立ちやすいのが、髪の分け目やつむじ。
つむじは人目につきやすく、自分でも気になってしまいますよね。
でも、分け目やつむじは、抜け毛の少ない人でも割れてしまうことがある部分。
まずは、単なるつむじ割れなのか、対策をしたほうが良い抜け毛なのか、きちんと見極めていきましょう。
今回は、若い世代の女性のつむじの悩みについて、詳しく見ていきましょう。
女性もはげる? ①つむじ割れとつむじはげの違い
若い女性がつむじはげを心配するのは、つむじが透けて地肌が見えてしまっていたときではないでしょうか。
でも、地肌が見えるのは本当に薄毛が原因なのでしょうか?
実は、単なるつむじ割れ、ということも多いもの。もし次のような特徴があれば、髪のクセなどによるつむじ割れの可能性が大きいですよ。
- もともと髪に生えグセがある
- いつも分け目が同じためにクセがついている
- 同じ毛穴から出た髪が、根元で絡まっている
- つむじ周りの髪は太くしっかりしているか
このような場合、髪のクセやからまりを直していけば、気になる部分は目立たなくなります。
何より確かめた方がいいのは、つむじ周りの髪が太くしっかりしているかどうか。
地肌が見えている部分があっても、その周囲の髪がしっかりしているなら、抜け毛や薄毛の可能性は低いでしょう。
そもそも若い世代の女性では、薄毛は起こりにくいもの。
周りの人に言われて気にする方は多いのですが、実際は薄毛ではない場合も多いものです。
つむじが透けてるかも、と気になったら、まずはあせらず薄毛かどうか確かめていきましょう。
つむじは自分ではチェックしにくいので、少し恥ずかしいですが、人に見てもらうか、スマホなどで撮影してチェックしてみると良いですよ。
女性もはげる? ②つむじ割れの直し方
女性にとって気になるつむじが、はげではなくつむじ割れだったら、普段のお手入れで直すことができます。
手軽なのはドライヤーを使ってつむじ割れを直す方法。次の方法で簡単に直すことができますよ。
- 髪を根元まで濡らす
- クセと反対側に髪を倒す
- 根元からドライヤーの風を当ててブローする
髪を一度濡らすのが少し面倒に思うかもしれませんが、髪が乾いたままいったんついたクセを直すのは大変。
早くキレイに直すには、根元から湿らせるのがおすすめです。
慣れれば3分程度でできますので、お出かけ前につむじ割れに気付いても安心ですよ。ぜひ試してみてくださいね。
女性もはげる? ③つむじはげの対策
若い女性でつむじはげに悩む人は、少なくありません。
単なるつむじ割れではなく、次のような特徴が当てはまるなら、つむじが気になる原因が薄毛の可能性があります。
- つむじ周りの髪が細くてコシがない
- 以前と比べて抜け毛が増えた
- 頭皮が透けて見える
- 頭皮にかゆみや乾燥があるなど、頭皮環境が悪化している
このような場合、薄毛対策を試すことで、良い変化があらわれる可能性があります。
若い世代の女性の薄毛の主な原因は、ストレス、生活習慣の悪化、頭皮環境の悪化ですから、これらを積極的にケアしていきましょう。
ストレスをためない
まずストレスがあると、頭皮の血流が低下し、髪に栄養が届かなくなってしまいます。
すると髪はしっかり成長できず、細く抜けやすくなってしまうのです。
社会生活を送る上でストレスをゼロにすることはできませんが、強いストレスや慢性的なストレスは体調悪化のもと。
ストレスの怖いところは、じわじわと積み重なり、体調をくずすまで自分でも気付かない所。まだ大丈夫と思っても、こまめに発散することが大切ですよ。
ストレス発散の方法は何でも良いのですが、おすすめはウォーキングやストレッチなどの軽い運動。
全身の血行も良くなりますし、気持ちの落ち込みも和らぎますから、心身ともにすっきりできますよ。
生活習慣の見直し
生活習慣の悪化があるなら、生活を見直してみましょう。食生活、睡眠、運動習慣は乱れていないでしょうか。
生活習慣はすべての健康の基本ですが、健やかな髪の成長にも欠かせないこと。
まず栄養は、たんぱく質、ビタミン類、亜鉛を中心とした食べものをしっかりとりましょう。
次のような食べ物に置く含まれますから、意識してとっていきましょう。
- たんぱく質:肉、魚、卵、大豆製品、乳製品 など
- ビタミンA:緑黄色野菜 など
- ビタミンB:豚肉、レバー、まぐろ、大豆、玄米 など
- ビタミンC:野菜、かんきつ類 など
- ビタミンE:ごま、ナッツ類、植物油 など
- 亜鉛:牡蠣、うなぎ、豚のレバー、納豆、イワシ、海藻類、アーモンド など
次に、質の良い睡眠をとりましょう。睡眠は、全体の睡眠時間も大切ですが、その質も大切。
特に、午後10時から午前2時の間はゴールデンタイムと呼ばれ、この時間に深い睡眠をとることで成長ホルモンが分泌され、髪や肌が成長する時間帯。
毎日午後10時に眠るのは難しくても、睡眠時間の一部でもこの時間帯にかかるよう工夫してみましょう。
また、眠る直前までテレビやスマホを見るのも睡眠の質を下げるもと。眠る2時間以内はデジタル機器は見ないようにするのが理想的ですよ。
あとは、適度に運動したり、しっかりバスタブにつかって体を冷やさないことが大切。全身の血行を良くすることは、頭皮の健康にもつながりますよ。
頭皮環境の改善
頭皮環境を良くすることも大切です。良い頭皮環境とは、清潔で十分な血流とうるおいがあり、乾燥や炎症のない状態。
刺激の原因になりやすいのは、シャンプーやヘアカラー、紫外線、髪型。
もしシャンプー後にかゆみが続いたりフケが減らないなら、今お使いのシャンプーを、「アミノ酸シャンプー」などの低刺激のものに見直すと良いでしょう。
ヘアカラーやパーマはどうしても髪と頭皮の負担になってしまいますから、なるべく頻度を減らすのがおすすめ。
髪や頭皮を肌と同じように紫外線からガードしたり、ポニーテールのような頭皮を強くひっぱる髪型を毎日続けないなど、刺激を避ける工夫をすると、頭皮環境は次第に整ってきますよ。
まとめ
いかがでしたか。女性でつむじはげが気になるときの、見分け方と対策についてまとめていきました。
女性にとって髪は大切なものですから、一部でも心配な部分があるととても気になりますよね。
若い世代の女性なら、まずは本当に薄毛が原因なのか、確かめてみましょう。
もし単なるつむじ割れなら、普段のお手入れで直すことができますよ。
もし薄毛が原因なら、あなたに合った対策で改善していきましょう。
女性の薄毛対策には少し時間がかかりますが、あなたに合った対策を続ければ、良い変化があらわれてきますよ。
こつこつ続けて、髪の悩みから解放されましょう!
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