40代女性の抜け毛対策に、薄毛用シャンプーは効果があるのでしょうか?
以前は抜け毛や薄毛といえば男性の悩みというイメージでしたが、最近は抜け毛に悩む女性が増えてきています。
女性にとって髪は外見を整え、自信を与えてくれる大切なものですから、一部とはいえ失われていくのは本当につらいこと。
「このままどんどん抜け毛が増えて、薄毛になってしまったらどうしよう」と心配になってしまいますよね。
抜け毛を止める方法があるなら、すぐに試してみたいと思うのは無理もありません。
薄毛対策としてまず思いつくのがシャンプーですが、効果はどの程度あるのでしょうか?
結論から言うと、シャンプーの得意分野は抜け毛を減らすことで、もし今までの抜け毛の原因が頭皮環境の問題なら、効果が期待できます。
今回は、抜け毛ケアとしてのシャンプーについて詳しく見ていきましょう。
40代女性の抜け毛対策とシャンプー
女性の抜け毛の原因はひとつではなく、ホルモンバランス、生活習慣、頭皮の環境、ストレスなどが関わっています。
そのうち、シャンプーが関わっているのは頭皮の環境。シャンプーと頭皮環境の関わりについて見ていきましょう。
頭皮環境とシャンプーの関係
健やかな髪が生える頭皮環境とは、清潔で血流が十分あり、炎症や余分な刺激がない状態。
頭皮の毛穴に余分な油分があると髪の成長を妨げてしまいますから、シャンプーをして頭皮を清潔に保つのはこのためですし、余分な皮脂を分泌させないために、動物性脂肪の多い食事は避けた方が良いですね。
血流を十分キープするためには、全身の血行が良いことが大前提ですから、適度な運動を心がけたり、きちんと湯ぶねにつかるなどして体を冷やさない工夫も必要です。
その上で、頭皮マッサージなどのスペシャルケアを加えると良いでしょう。
また頭皮は頬よりも薄く、デリケートな部分。直接頭皮につけるシャンプーや整髪料に添加物などの刺激物が含まれると、かぶれや炎症の原因になってしまいます。
直接頭皮につけるものは化粧品と同じように、極力刺激物を含まないものを選び、すすぎは十分行うようにしましょう。トリートメント剤は毛先に付け、頭皮に付かないように注意するのも大切です。
同様に、パーマやカラーリングに使われる薬液も頭皮には強い刺激。
抜け毛に悩む間はなるべく頻度を抑え、できるだけ美容院で頭皮を保護しながらしてもらいましょう。
また、いつも同じ分け目だったり、頭皮を強く引っ張る髪型も頭皮には刺激となります。
分け目を少しずらしたり、髪型のバリエーションを増やして、一部に強い力がかからないよう工夫してみましょう。
シャンプーの方法も見直してみましょう。
正しいシャンプーの方法は、まずお湯で予備洗いをして、その後泡立てたシャンプーを頭皮につけ、指の腹でマッサージするように洗います。
お湯での予備洗いだけで、汚れの60%は落ちると言われていますから、この順番を守るだけで頭皮に優しく、清潔を保ことができますよ。
シャンプーの種類
シャンプーには汚れを落とすため、油分と水分を混ざりやすくするための界面活性剤という成分が入っています。
この界面活性剤の種類によっては、洗浄力が強すぎて頭皮に刺激になってしまうものがあるのです。
シャンプーには、界面活性剤の違いによって次のように分けられています。
- アミノ酸系
- 高級アルコール系
- 石けん系
高級アルコール系シャンプーや石けん系シャンプーは安価で洗浄力が強いのが特徴ですが、洗浄力が強すぎて頭皮が乾燥したり、髪がキシキシになりやすい欠点があります。
一方、アミノ酸系シャンプーは、洗浄力は少し落ちますが、頭皮への刺激が低いのが特徴。抜け毛や薄毛が気になる場合はこちらがおすすめです。
抜け毛対策におすすめのシャンプー
抜け毛対策に一番おすすめめなのは、「アミノ酸系シャンプー」。
洗浄力は他の系統よりも落ちますが、その分頭皮への刺激が低く、頭皮のうるおいを保って洗い上げることができます。
選ぶときには、パッケージに「アミノ酸系シャンプー」と表示があるか、裏面の成分に「ラウロイル~」「アシルグルタミン酸~」などの表示がありますので、目安にしてみてください。
一方、アミノ酸系シャンプーの欠点は、価格が高めなこと。
抜け毛対策をして、効果が出てくるまでには平均3~6か月かかると言われていますから、その間無理なく続けることのできる製品を選んでいきましょう。
参考:女性の薄毛対策シャンプー3選!頭皮ケアにおすすめのシャンプーとは?
まとめ
いかがでしたか。シャンプーは育毛効果というよりは、頭皮環境を整えて抜け毛を防ぐほうが得意分野です。
シャンプーを変えるだけで、抜けてしまった髪が生えてくるのは難しいですが、抜け毛を減らす効果は期待できそうですね。
あなたが、まだ頭皮の透けが気にならず「最近抜け毛が増えてきたな」という段階なのであれば、抜け毛を減らす方法のひとつとして、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
地道なことですがコツコツ続けて、あなたも髪の悩みから解放されましょう!
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