女性のつむじは正常でも少しは割れて見えるもの。
でも、人と比べて薄いような、地肌が見える部分が多いような気がしたことはないでしょうか?
最近では年代を問わず、つむじや分け目の薄毛に悩む女性が増えてきています。
単なる髪の生えグセが原因ならそんなに気にしなくてもよいのですが、もし薄毛が原因だったら、このままどんどん進んでしまうのでは?と不安になってしまいますよね。
今回は、つむじや分け目の薄さが気になったときに、原因が薄毛なのか見分けるポイントと、どう対策すればよいかについて、詳しく見ていきましょう。
女性のつむじ割れ ①正常な場合
自分のつむじや分け目が正常なのか、薄いのか心配になったら、まずは薄毛が原因かどうか見分けていきましょう。
もし次のような特徴があれば、髪のクセなどによる単なるつむじ割れの可能性が大きいですよ。
- もともと髪に生えグセがある
- いつも分け目が同じためにクセがついている
- 同じ毛穴から出た髪が、根元で絡まっている
- つむじ周りの髪は太くしっかりしている
このような場合、髪のクセやからまりを直していけば、気になる部分は目立たなくなります。
何より確かめた方がいいのは、つむじ周りの髪が太くしっかりしているかどうか。
多少地肌が見えている部分があっても、その周囲の髪がしっかりしているなら、抜け毛や薄毛の可能性は低いでしょう。
つむじや分け目が透けているかもと気になったら、まずは本当に透けているのか、透けている原因は薄毛なのかどうか確かめていきましょう。
つむじや分け目は自分ではチェックしにくいので、少し恥ずかしいですが、人に見てもらうか、スマホなどで撮影してチェックしてみると良いですよ。
単なるつむじ割れなら、普段のお手入れを工夫することで直すことができます。
手軽なのはドライヤーを使ってつむじ割れを直す方法。次の方法で簡単に直すことができますよ。
- 髪を根元まで濡らす
- クセと反対側に髪を倒す
- 根元からドライヤーの風を当ててブローする
髪が乾いたままクセを直すのは難しいので、いったん髪を根元から湿らせるのがおすすめ。
少し面倒ですが、一度ついたクセを早くキレイに直すには一番の近道です。
慣れれば3分程度でできますので、お出かけ前に気になる部分をさっと直すこともできますよ。ぜひ試してみてくださいね。
女性のつむじ割れ ②薄毛が原因の場合
女性のつむじや分け目の薄さが、薄毛が原因で起こったものなら、きちんと薄毛対策を行っていきましょう。
もし次のような特徴が当てはまるなら、薄毛が原因の可能性があります。
- つむじ周りの髪が細くてコシがない
- 以前と比べて抜け毛が増えた
- 頭皮が透けて見える
- 頭皮にかゆみや乾燥があるなど、頭皮環境が悪化している
このような場合、薄毛対策をすることで、良い変化があらわれる可能性があります。
女性の薄毛の原因はひとつではありませんが、主な原因はホルモンバランスの変化、生活習慣の悪化、頭皮環境の悪化。
まずホルモンバランスですが、女性ホルモンには髪の成長を助け、抜け毛を防ぐ効果があります。
男性より女性に薄毛が少ないのは、女性ホルモンのはたらきも大きいのですね。
ただし、この女性ホルモンの分泌のピークは30歳くらい。
その後は分泌量は次第に低下し、40代くらいになると女性ホルモン低下に伴う変化が、体のあちこちに起こってきます。そのひとつが抜け毛というわけです。
40代より若くても、生理不順や冷えのある女性は要注意。
また、出産やずっと服用していたピルをやめたときも、ホルモンバランスが乱れるため抜け毛が増えることがありますよ。
ホルモンバランスをと整えるのに効果的と言われているのは、次のとおり。
- 規則正しい生活を送り、生活リズムを整える
- 体を冷やさない(温かいものを飲食する、バスタブにつかる、定期的に運動をする など)
- ワクワク、ドキドキする体験を頻繁にする
このほか、大豆イソフラボンのように、体の中で女性ホルモンと同様のはたらきをする成分を取り入れることも良いでしょう。
ただし、女性ホルモンと同様のはたらきをする分、摂取量には注意してください。
1日量を超えて摂取すると、かえってホルモンバランスを乱し、子宮筋腫など体に悪影響を及ぼすこともあるのです。
大豆イソフラボンでいえば、1日あたり豆乳 200mL 程度が適量です。
サプリメントでとるときは、パッケージの1日量を超えないよう注意してくださいね。
生活習慣の悪化があるなら、生活を見直してみましょう。食生活や、睡眠、運動習慣は十分でしょうか。
生活習慣はすべての健康の基本ですが、健やかな髪の成長にも欠かせないこと。
まず栄養は、たんぱく質、ビタミン類、亜鉛を中心とした食べものをしっかりとりましょう。
次のような食べ物に置く含まれますから、意識して取っていきましょう。
- たんぱく質:肉、魚、卵、大豆製品、乳製品 など
- ビタミンA:緑黄色野菜 など
- ビタミンB:豚肉、レバー、まぐろ、大豆、玄米 など
- ビタミンC:野菜、かんきつ類 など
- ビタミンE:ごま、ナッツ類、植物油 など
- 亜鉛:牡蠣、うなぎ、豚のレバー、納豆、イワシ、海藻類、アーモンド など
次に、質の良い睡眠をとりましょう。睡眠は、全体の睡眠時間も大切ですが、その質も大切。
特に、午後10時から午前2時の間はゴールデンタイムと呼ばれ、この時間に深い睡眠をとることで成長ホルモンが分泌され、髪や肌が成長する時間帯。
毎日午後10時に眠るのは難しくても、睡眠時間の一部でもこの時間帯にかかるよう工夫してみましょう。
また、眠る直前までテレビやスマホを見るのも睡眠の質を下げるもと。眠る2時間以内はデジタル機器は見ないようにするのが理想的ですよ。
また、ストレスがあると頭皮の血流が低下し、髪に栄養が届かなくなってしっかり成長できず、細く抜けやすくなってしまいます。
社会生活を送る上でストレスをゼロにすることはできませんが、強いストレスや慢性的なストレスは体調悪化のもと。
ストレスは知らない間に積み重なり、体調をくずすまで自分でも気付かない事が多いので、まだ大丈夫と思ってもこまめに発散することが大切です。
ストレス発散の方法は何でも良いのですが、おすすめはウォーキングやストレッチなどの軽い運動。
全身の血行も良くなりますし、気持ちの落ち込みも和らいで、心身ともにすっきりできますよ。
頭皮環境を良くすることも大切です。良い頭皮環境とは、清潔で十分な血流とうるおいがあり、乾燥や炎症のない状態。
刺激の原因になりやすいのは、シャンプーやヘアカラー、紫外線。
もしシャンプー後にかゆみが続いたりフケが減らないなら、今お使いのシャンプーを「アミノ酸シャンプー」などの低刺激のものに見直すと良いでしょう。
また、ヘアカラーやパーマはなるべく頻度を落とし、少なくとも3か月に1回程度にするのがおすすめです。
また、頭頂部は肌の2~3倍の紫外線を浴びていると言われていますから、通勤や買い物などちょっとした外出でも、帽子や日焼け止めスプレーなどで髪と頭皮をガードするのが良いでしょう。
このように刺激を避ける工夫を続けると、頭皮環境は次第に整ってきますよ。
余分な刺激を避けることに加え、頭皮環境を整えるサポートとして育毛剤を取り入れるのも良いですね。
まとめ
いかがでしたか。女性のつむじ割れが正常の範囲かどうか見分ける方法と、薄毛が原因だったときの対策をまとめていきました。
女性にとって髪はとても大切なものですから、一部でも失われてしまうのはつてもつらいこと。
つむじや分け目の薄さが気になったら、まずは気になる部分としっかり観察して、通常の抜け毛なのか薄毛が原因なのか見分けることが大切。
もし薄毛が原因なら、生活習慣を見直したり、育毛ケアを取り入れて、じっくり改善していきましょう。
薄毛の改善には少し時間はかかりますが、あなたに合った方法を続けていれば、良い変化があらわれてきますよ。
こつこつ続けて、髪の悩みから解放されましょう!
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