シャンプーの選び方で四十代女性の薄毛が治る、というと意外に思われるでしょうか。
シャンプーは毎日使うものですし、直接頭皮に触れるものですから、選び方はとても大切。
もし成分が合わなかったら、それだけで頭皮の負担になってしまい、抜け毛が進んでしまう場合もあるのです。
しかし、頭皮や髪にいいシャンプーにも種類がたくさんあり、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
値段やパッケージで買うという方は多いのですが、注目するべきはその成分。
今回はシャンプーが四十代女性の薄毛の原因になってしまう理由と、髪と頭皮に優しいシャンプーの選び方について、くわしく見ていきましょう。
四十代女性の薄毛が治らない理由
シャンプーの成分が合っていない
シャンプーは頭皮を清潔に保つために必要ですが、シャンプーの選び方や使い方を間違えると、頭皮にダメージを与え薄毛が進んでしまう可能性があります。
まず、成分が合っていないと頭皮のかゆみやかぶれの原因になりますし、ひどい場合は、炎症を起こしたり、乾燥してフケが増えてしまいます。
また、すすぎ残しも同様にかゆみや炎症の原因。特に、リンスやトリートメント剤が頭皮に残ると、余分な油分が毛穴をふさぎ、髪の成長をじゃましてしまいます。
洗い流さないタイプのトリートメントを使う方は要注意。リンスやトリートメント剤は、毛先を中心につけ、頭皮にはつかないよう気を付けましょう。
シャンプーの使い方が間違っている
次に、シャンプーの方法を間違うと、頭皮に負担をかけます。
濡れた状態の皮膚は柔らかくなっていますから、爪が引っかかるだけでも傷がついてしまいます。また、泡立てない状態の薬剤は、頭皮だけでなく髪にも良くありませんね。
シャンプーをするときに、いきなり頭皮にシャンプー液を付けたり、ゴシゴシ爪を立てて洗ったりしていないでしょうか?
もともと頭皮は頬よりも薄くデリケートな皮膚ですし、濡れている状態ではさらに傷つきやすくなっています。正しい手順でシャンプーを使わないと、すぐに傷つき、かぶれや炎症の原因になってしまうのです。
参考:女性薄毛改善した人は何をした?アラフォー女性の髪は自宅ケアで蘇る!
四十代女性の薄毛が治るシャンプーの選び方
シャンプーには汚れを落とすため、油分と水分を混ざりやすくするための界面活性剤という成分が入っていますが、種類によっては洗浄力が強すぎて、頭皮に負担となってしまうことがあります。
シャンプーは界面活性剤の違いで、「アミノ酸系」「高級アルコール系」「石けん系」の系統に分けられます。
髪と頭皮におすすめなのは「アミノ酸系シャンプー」。
洗浄力は多少落ちますが、うるおいを残しつつ汚れはきちんと落とし、頭皮への刺激は最もマイルドなタイプとなります。
抜け毛や薄毛が気になるうちは、こちらのシャンプーが良いですね。
選ぶときには、パッケージに注目し、「アミノ酸系シャンプー」と記載があるか、成分に「ラウロイル~」などの表示があるものを選びましょう。
アミノ酸系シャンプーの欠点は、価格が高いこと。
アミノ酸系の界面活性剤のみのシャンプーは非常に高価になってしまいますから、アミノ酸系の成分を含み、洗浄成分のバランスが良いもので2000~3000円程度の製品を探すのが目安です。
一方、市販のシャンプーの多くは「高級アルコール系」や「石けん系」のシャンプー。
安価で洗浄力が高いのが特徴ですが、洗浄力が高すぎて、逆に頭皮が乾燥してしまったり、髪がギシギシになりやすいという欠点があります。
もし、シャンプーの後にかゆみが残ったり、フケが減らない場合は、今お使いのシャンプーの成分が合っていない可能性がありますから、見直してみると良いですよ。
参考:女性の薄毛対策シャンプー3選!頭皮ケアにおすすめのシャンプーとは?
四十代女性の薄毛が治るシャンプーの使い方
四十代女性の薄毛が治るためには、頭皮が清潔で血流が十分あり、うるおいがあって炎症やトラブルがないことが大切。
シャンプーの役割は頭皮を清潔に保つことですが、正しい方法で行うと、これらの頭皮環境も改善することができるのです。シャンプーの正しい手順とは、次のとおり。
- ブラッシングでおおまかな汚れを落とす
- お湯で予備洗いをする
- シャンプーを泡立ててから頭皮にのせる
- 髪ではなく頭皮を洗う
- 指の腹を使い、爪を立てない
- しっかりすすぐ
- リンスやトリートメントは毛先を中心に付け、なるべく頭皮には付かないようにする
- タオルドライ後はすぐに乾かし、濡れた状態で放置しない
まず、シャンプー前の乾いた状態でブラッシングをし、ざっと汚れを落とし、髪のもつれを解いておきましょう。
続いてお湯での予備洗い。これはやらない人が多いのですが、実はこれだけで汚れの60%は落ちると言われていて、頭皮にも髪にもやさしいですから、ぜひ取り入れてみましょう。
頭皮は頬よりも薄くデリケート。洗顔するときに洗顔フォームを泡立ててから使うように、シャンプーを泡立ててから使うことも忘れずに。
洗うときは、爪を立てず、指の腹でマッサージするように洗いましょう。ごしごし洗うと気持ちがいいのですが、傷つきやすい頭皮に刺激は厳禁です。
シャンプーするときは、「髪」ではなく「頭皮」を洗うのもポイント。
髪の汚れは、ワックスなどの整髪料をたくさん使っていない限り、お湯でほぼ落ちています。落としたいのは残っている頭皮の皮脂汚れですから、頭皮を中心に洗いましょう。
また、シャンプーも、トリートメントは、しっかり洗い流すのを忘れずに。すすぎ残しは頭皮トラブルのもとです。
最後に、しっかりすすいで優しくタオルドライをしたら、自然乾燥ではなくただちにドライヤーで乾かしましょう。
ここで濡れたまま長い時間放置したり、濡れたまま眠ったりすることは、髪が傷むだけではなく、頭皮にもとても悪いこと。
雑菌がが増えてかゆみや炎症の原因になったり、冷えて血行が悪くなり、抜け毛を進めてしまう場合もありますから、必ずしっかり乾かしておきましょう。
乾かすときに最後に冷風を当てると、開いた髪のキューティクルが引き締まり、髪にツヤが出るのでおすすめですよ。
参考:女性薄毛改善した人は何をした?アラフォー女性の髪は自宅ケアで蘇る!
まとめ
いかがでしたか。四十代女性の薄毛が治るための対策について、シャンプーを中心にまとめました。
シャンプーは汚れを落とすために必要ですし、毎日使うもの。せっかく使うなら、髪と頭皮にやさしいものを選び、育毛ケアに役立てたいですよね。
ご紹介したように、少しのコツを知っていると、頭皮へのダメージは防ぐことができます。
あなたにぴったりのシャンプーを選び、髪の悩みから解放されましょう!
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