最近では、20代女性で、つむじや頭頂部がはげてしまう人が増えてきています。
髪は女性にとって、自分の外見を印象づけ、メイクやファッションと同じように自信を与えてくれる大切なもの。たとえ一部とはいえ、髪が失われてしまうのは、とてもつらいですよね。
いったん気になってしまうと、鏡を見るのが嫌になってしまったり、外出するときも人目が気になって仕方ない、など、日常生活の大きなストレスになってしまいます。
20代は本来なら髪の成長が止まる年代ではないのに、いったいどうして薄毛に悩む人が増えているのでしょうか。
また、まばらになってしまった髪は、どうしたら治すことができるのでしょう。
今回は、20代女性の薄毛の原因と対策について、詳しく見ていきましょう。
「つむじはげ」が気になる20代女性が増えている!?
薄毛といえば男性の悩み、というイメージではないでしょうか。
しかし最近では薄毛に悩む女性も多く、10~60代女性の約30%が「薄毛が進んでいると感じている」とのアンケート結果もあります。
20代女性では、「薄毛が進んでいると感じている」割合は約10~20%で、若い世代にも薄毛で悩む人が一定数いることがわかっています。
気を付けたいのは、20代女性で「つむじはげが気になっている」人は、周りに言われただけで実際は「はげではない」場合も少なくないこと。
まずは、自分が「つむじはげ」「薄毛」なのかどうか、特徴をチェックしていきましょう。
前から鏡で見るだけでは、頭の真上の状態がわかりにくいので、少し勇気がいりますがスマホで写真をとるなどして確認してみると良いですよ。
- 髪が細い
- まだ短い髪が抜けている
- つむじがぺたんこになり、地肌が見える
- 全体的に髪がまばら
- 分け目が目立つ
当てはまる特徴はあったでしょうか?もしこれらの特徴にあてはまっていれば、薄毛の可能性があります。
今は一見減っているように見えなくても、近いうちに薄い部分が目立ってくる可能性があるので、早めにケアを始めるのがおすすめですよ。
参考:女性の薄毛を確実に治す方法とは!治るまでの期間と治るときの前兆
20代女性の「つむじはげ」どう治す?原因と対策
もしあなたが「つむじはげ」になっているとしたら、一刻も早く治したいですよね。何をすれば「つむじはげ」を治すことができるのでしょうか。
女性ホルモンのバランスを整える
エストロゲンとよばれる女性ホルモンには、髪を成長させ抜け毛を防ぐ、育毛作用があります。
女性は通常、女性ホルモンが多く分泌されているため男性よりも薄毛になりにくいのですが、何らかの原因で女性ホルモンが減少すると、薄毛を引き起こす原因になるのです。
女性ホルモンが減少する主な原因は、加齢、ストレス、冷え、食生活の乱れ。
また、出産後に一時的に髪が薄くなることがありますが、これも妊娠中にたくさん分泌されていた女性ホルモンが、出産後一気に減るために起こること。
同じ理由で、ピルをのんでいたのを急に中断した場合、髪に影響が出る場合がありますよ。
一般的には20代はまだ加齢の影響は考えにくいので、ホルモンバランスを整えるのに重要なのは生活習慣の見直しです。
また、身体の中で女性ホルモンと似たはたらきをする、大豆などに含まれるイソフラボンなどの成分を摂取してみるのも良いでしょう。
ただしイソフラボンには適量があり、豆乳で言うと1日200mL程度が適量となります。
過剰に摂りすぎると、子宮内膜症や乳がんの発症など身体に悪影響を起こすことがありますから、摂りすぎには注意しましょう。
生活習慣の見直し
髪の成長に大きく影響するのが生活習慣。
まず、あなたの生活習慣を振り返り、髪に悪い習慣に当てはまるものがないかチェックしていきましょう。
- 栄養の偏った食事
- 過度の食事制限をともなうダイエット
- 夜型の生活習慣
- 運動不足
- 慢性的なストレス
- 喫煙
- 大量のアルコール摂取
- 頭皮に合わないシャンプー
- 頻繁なパーマやカラー
- 頭皮に負担をかける髪型
当てはまるものはあったでしょうか?
これらの生活習慣を続けると引き起こされるのは、栄養不足、睡眠不足、血流不足、頭皮環境の悪化で、これが薄毛の原因となるのです。
栄養不足に対しては、栄養バランスのとれた食事をとること。
髪の成長に必要なのは、たんぱく質、ビタミン類、亜鉛や鉄といったミネラル。インスタント食品や外食が続くと、いずれの栄養素も不足してしまいます。単品ダイエットなどの過度のダイエットも、栄養不足の原因のひとつ。
外食時でもバランスを考えてメニューを選ぶなど、できるところから積極的に取り組んでいきましょう。
睡眠不足に対しては、良質な睡眠をとること。
睡眠は生活習慣の中でも直ちに改善したい習慣のひとつ。
特に、午後10時~午前2時の間はゴールデンタイムと呼ばれ、髪や肌を修復する成長ホルモンが分泌される貴重な時間。
最近は残業や勉強などで夜遅くまで活動している女性も多いですが、毎日午後10時に寝るのは難しくても、睡眠時間の一部はこの時間帯にとれるよう、工夫してみましょう。
血流不足に対しては、適度な運動を取り入れ、ストレスをためないこと。
特に、ストレスはこまめに発散しないと、自律神経やホルモンバランスまで乱し、頭皮の血流不足の原因となってしまいます。
ストレス解消法は、お好きな方法なら何でも良いのですが、おすすめなのは軽い運動。
運動をすることで精神的ストレスも和らぐことが知られていますし、全身の血流も良くなって、いい事ばかりですね。
頭皮環境の悪化については、頭皮に強い刺激を与えないこと。
シャンプーには汚れを落とすため、界面活性剤という成分が入っていますが、界面活性剤の洗浄力が高すぎると、頭皮が乾燥しフケが増えたり、かゆみの原因になることがあります。
洗浄力は多少落ちますが、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使って優しく洗い、洗うときも爪ではなく指の腹を使い、頭皮を傷つけないことがポイント。
また、パーマやカラーに使われる薬液は、頭皮や髪にどうしてもダメージを与えるもの。
抜け毛が気になるうちは、頻度は少なくとも3か月に1回程度に抑え、自宅ではなく美容院でしてもらうことがおすすめです。
自宅でのカラーは、つい放置時間を長く取りすぎたり、頭皮に薬液が付きすぎたりしてしまうもの。
できれば美容院で、美容師さんにやってもらいましょう。事情を話せば、頭皮の保護をきちんと行ってもらえますよ。
参考:女性の薄毛を確実に治す方法とは!治るまでの期間と治るときの前兆
まとめ
いかがでしたか。すぐに試せそうな対策は見つかったでしょうか。
20代女性にとって、薄毛の悩みは深刻なもの。
女性のつむじの脱毛は、治るのに少し時間がかかり、すぐに結果が見えてこないので心配になりますよね。
でも、安心してください。
女性の薄毛は、しっかり対策すれば治りやすいと言われています。というのも、毎日の生活習慣が原因となっていることが多いから。
生活習慣ですから、自分で意識して変えていくことができるのです。
できるところからコツコツと取り組み、この「つむじはげ」を改善していきましょう!
もしこの記事を気に入っていただけたら、応援クリックをお願いします!
コメントを残す