20代女性で薄毛に悩む人は少なくありませんが、その原因とは何なのでしょうか？
また、その対策としてシャンプーを育毛剤はよく見かけますが、どんな商品を選べばいいのか簡単にはわかりませんよね。
シャンプーや育毛剤といっても、ドラッグストアで売っている手ごろなものから、オーガニック製品など高価なものまで種類はたくさんありますし、どれも髪に良さそうな説明が書いてあって、迷ってしまうのではないでしょうか。
今回は、女性の薄毛の原因と、シャンプーや育毛剤の効果について、詳しく見ていきましょう。
20代女性薄毛の原因
ホルモンバランスの乱れ
エストロゲンという女性ホルモンは、髪の成長を促し、抜けにくくするはたらきがあります。
エストロゲンの分泌は30歳頃にピークになり、その後は徐々に減少していきます。40代頃から抜け毛に悩む女性が増えるのは、エストロゲンの減少が原因のひとつ。
20代女性は、年代的にはエストロゲンの分泌が減る年代ではありませんが、生活習慣の乱れや強いストレスの影響でホルモンバランスが乱れてくる場合があります。
不規則な生活が続いていたり、強いストレスや慢性的なストレスがある場合は、要注意といえるでしょう。
生活習慣の乱れ
ホルモンバランスの他に髪の毛が抜ける原因になるのは、栄養不足と血流不足。
成長に必要な栄養素と頭皮の十分な血流がないと、髪は十分成長することができません。
偏った食生活や睡眠不足、ストレス、運動不足は抜け毛を引き起こしますから、もし心当たりがあるなら、生活習慣を見直してみましょう。
頭皮環境の悪化
髪が健やかに成長するためには、頭皮環境が整っていることが大切。
整った頭皮環境とは、うるおいがあって栄養と血流が十分あり、乾燥や炎症のない状態のこと。
全身の栄養状態が悪かったり、シャンプーや紫外線などでダメージを受けていると、この頭皮環境は悪化してきてしまうのです。
生活習慣が乱れがちがったり、シャンプー後にかゆみが続くようなら、見直しが必要かもしれませんね。
20代女性薄毛とシャンプー
シャンプーの成分を見直す
まず、成分が合っていないと、頭皮のかゆみやかぶれの原因になりますし、ひどい場合は、炎症を起こしたり、乾燥してフケが増えてしまうことも。
実は、頭皮は頬よりも薄くデリケート。顔につける化粧水と同じように、シャンプーの質には注意が必要なのです。
シャンプーの成分には、汚れを落とすために、界面活性剤という成分が含まれています。
この界面活性剤は、水分と油分が混ざり合うために配合されている、つまり洗剤なのですが、これが肌に合わないと、かぶれや炎症の原因となったり必要な皮脂まで洗い流して頭皮の乾燥やフケの原因となってしまいます。
シャンプーには、界面活性剤の違いから、アミノ酸系、高級アルコール系、石けん系などの系統がありますが、頭皮にやさしいものを選ぶならアミノ酸系がおすすめ。
なぜなら、高級アルコール系や石けん系シャンプーは油を落とす力が強く、頭皮はカサカサに、髪がギシギシになりやすいから。薄毛や抜け毛が気になる方や、もともと肌が弱かったり乾燥しがちな方には、少し刺激が強いでしょう。
一方、アミノ酸系シャンプーは汚れはしっかり落としますが洗浄力がマイルドで、頭皮への刺激が少ないタイプになります。
パッケージに「アミノ酸系シャンプー」と表示されている商品もありますし、成分名は、「ラウロイル～」「アシルグルタミン酸～」などと表示されています。
アミノ酸系シャンプーの欠点としては、価格が少し高いこと。
しかし、安いからといって髪と頭皮に合わないシャンプーを使い続けるのは、どんどん抜け毛がひどくなる可能性がありますから、おすすめできません。
薄毛や抜け毛の悩みを解決するために、質と価格の面で続けられそうなシャンプーを探していきましょう。
シャンプーの使い方を見直す
次に、シャンプーの方法を間違うと、頭皮に負担がかかります。シャンプーをするときは、次の順序を守りましょう。
- シャンプーを付ける前に、お湯で２～３分、予備洗いをする
- シャンプーをしっかり泡立てる
- 髪ではなく頭皮にシャンプーをのせ、指の腹でやさしく洗う
- しっかりすすぐ
この中でも、シャンプー前の予備洗いは忘れがちですが、これをするだけで頭皮の汚れの約60％は落ちると言われています。
髪を濡らすだけでなく、頭皮をクリーニングするイメージでしっかり行ってくださいね。
また、洗顔フォームは泡立ててから使う人がほとんどですが、シャンプーを泡立ててから使う人はより少ないのではないでしょうか。
頭皮は顔と同じように、デリケートな皮膚ですから、シャンプーの原液をつけてゴシゴシ洗うのは、ダメージや炎症のもと。
さらに、濡れた状態の皮膚は柔らかくなっていますから、ちょっと爪が引っかかるだけでも傷がついてしまいます。
やさしく、しっかりと汚れを落とすことが大切ですよ。
20代女性薄毛と育毛剤
20代女性の薄毛の原因は、ホルモンバランスの乱れや、生活習慣の乱れによる頭皮の栄養不足が多く、改善のためには頭皮の栄養状態と血行促進が必要。
栄養やホルモンのバランスは、生活習慣を改善することで中から整えることができますが、血行促進成分や栄養成分を外からも直接塗ることで、その効果をサポートすることができます。
頭皮の栄養が豊富になって血流も良くなれば、髪にも栄養がしっかり届くようになり、十分に成長することができます。
ケアを続けることで、徐々にしっかりした髪が生えてきますから、まず髪が抜けにくくなって抜け毛が減り、そのあと、見た目にもわかるくらい髪のボリュームを実感できるようになるでしょう。
ただし、気を付けたいのは、生活習慣の見直しをせずに、育毛剤だけを使うと効果が出にくいということ。
基本的に、素材となる栄養分がなければ髪は成長できませんし、どんなに良い成分を体に取り入れても、それが髪に届かなければ意味がありませんよね。
ですから、栄養も血流も不足している状態で、育毛剤だけを使っても効果が出にくいのです。
また、ある程度の期間、使い続けることも大切。
髪と頭皮には成長周期があり、育毛ケアの効果が現れるまで平均３～６か月かかると言われています。ですから、価格面でも続けやすいものを選ぶと良いですよ。
まとめ
いかがでしたか。女性の薄の原因と、シャンプーや育毛剤の効果についてまとめていきました。
女性の薄毛対策にとって、シャンプーや育毛剤は良いサポーターですが、気を付けたいのが薄毛対策の基本は生活改善ということ。
髪も体の一部ですから、健やかに成長するためには、栄養不足と血行不良を起こさないようにすることが基本です。
そのやめには、バランスの良い食事をとり、質の良い睡眠と適度な運動を心掛け、ストレスをためないように生活を整えていくことが優先。
栄養を十分とり、血流も十分確保できたら、シャンプーや育毛剤のようなスペシャルケアを加えていきましょう。
そして、髪と頭皮にはターンオーバーがありますから、肌に合わないなどのトラブルがない限り、少なくとも３か月は使い続けることも忘れないでくださいね。
あなたにぴったりの対策を見つけて、早く薄毛の悩みから解放されましょう！
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