最近では20代で抜け毛が気になる女性が少なくありませんが、その原因は何なのでしょうか？
また、20代の抜け毛では、つむじはげに悩む女性が多いのですが、治すには育毛剤を使ったほうがいいのでしょうか？
女性の抜け毛の特徴は、一部がすっかり抜けるのではなく、全体的に量が減ったり地肌が透けてくること。
全体的なボリュームが減って、まず目立ってくるのがつむじなので、つむじはげに悩む女性も多いのです。
いったん抜け毛が気になると、とても人目が気になるもの。人に会うのが気が重い、外出が楽しめない、と思ったことはありませんか？
そんなふうに悩まないためにも、できるだけ早く治したいですよね。
抜け毛のケアとして思いつくのが育毛剤ですが、実際効果があるのでしょうか。
結論から言うと、あなたにぴったりの育毛剤が見つかれば、抜け毛やつむじはげを治す、強い味方になってくれます。
とはいえ、育毛剤には種類がたくさんあって、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
選ぶときのポイントをいくつか知っておくと、自分に合ったものを選びやすくなりますよ。
今回は、20代女性のつむじはげの原因と、育毛剤ついて、詳しく見ていきましょう。
20代女性の抜け毛の原因
ストレス
ストレスは、20代女性の抜け毛の大きな原因といえるでしょう。
社会生活を送る上でストレスをゼロにすることはできませんが、強いストレスや慢性的なストレスは、体にさまざまな悪い影響を与えてしまいます。
20代は就職、結婚、転居など、環境が大きく変わるタイミングがたくさんある世代。
初めての環境で慣れないことも多く、常に緊張している状態になりがちですよね。
そんな生活が続くと、自分では気づかないうちに、自律神経のバランスが乱れてしまうもの。
自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れにもつながり、頭皮の環境悪化や、ヘアサイクルの乱れにつながってしまうのです。
自分ではまだ大丈夫と思っても、いつの間にかストレスが積み重なり、大量に髪が抜けてしまうこともありますよ。
健康的な髪を取り戻すためには、身も心もストレスをため込まないことが大切。
ストレス解消法は、あなたのお好きな方法なら何でも良いのですが、おすすめは、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動。
軽い運動は、全身の血行を良くするだけでなく、精神的なストレスも軽減すると言われています。心身ともにスッキリできるのでおすすめですよ。
生活習慣の乱れ
20代女性の髪の成長に大きく影響するのが生活習慣。
まず、あなたの生活習慣を振り返り、髪に悪い習慣に当てはまるものがないかチェックしていきましょう。
- 栄養の偏った食事
- 過度の食事制限をともなうダイエット
- 夜型の生活習慣
- 運動不足
- 慢性的なストレス
- 喫煙
- 大量のアルコール摂取
- 頭皮に合わないシャンプー
- 頻繁なパーマやカラー
- 頭皮に負担をかける髪型
当てはまるものはあったでしょうか？
これらの生活習慣を続けると引き起こされるのは、栄養不足、睡眠不足、血流不足で、これが抜け毛の原因となるのです。
改善するには、それぞれについて見直しをしていきましょう。
栄養不足に対しては、栄養バランスのとれた食事をとることを意識しましょう。
髪の成長に必要なのは、たんぱく質、ビタミン類、亜鉛。
インスタント食品や外食が続くと、いずれの栄養素も不足してしまいます。
それぞれ、次のような食べ物に多く含まれていますから、意識して普段の食事に取り入れるようにしてみましょう。
- たんぱく質：肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など
- ビタミンＡ：緑黄色野菜 など
- ビタミンＢ：豚肉、レバー、まぐろ、大豆、玄米 など
- ビタミンＣ：野菜、かんきつ類 など
- ビタミンＥ：ごま、ナッツ類、植物油 など
- 亜鉛：牡蠣、うなぎ、豚のレバー など
単品ダイエットなどの過度のダイエットも、栄養不足の原因のひとつです。
外食時でもバランスを考えてメニューを選ぶなど、できるところから積極的に取り組んでいきましょう。
睡眠不足に対しては、良質な睡眠をとることを意識しましょう。
睡眠は生活習慣の中でも直ちに改善したい習慣のひとつ。
特に、午後10時～午前2時の間はゴールデンタイムと呼ばれ、髪や肌を修復する成長ホルモンが分泌される貴重な時間。
最近は仕事や勉強などで夜遅くまで活動している女性も多いですが、毎日午後10時に寝るのは難しくても、睡眠時間の一部はこの時間帯にとれるよう、工夫してみましょう。
血流不足に対しては、適度な運動を取り入れ、ストレスをためないことを意識しましょう。
特に、ストレスはこまめに発散しないと、自律神経やホルモンバランスまで乱し、頭皮の血流不足の原因となってしまいます。
ストレス解消法は、お好きな方法なら何でも良いのですが、おすすめなのはウォーキングなどの軽い運動。
運動をすることで精神的ストレスも和らぐことが知られていますし、全身の血流も良くなって、いい事ばかりですね。
頭皮環境の悪化
抜け毛を防ぎ、健やかな髪を育てるためには、頭皮の環境が良い状態になっていることが必要です。
良い状態の頭皮とは、十分な栄養と血流があり、うるおいがあって、乾燥や炎症のない状態のこと。
頭皮環境の悪化を防ぐには、頭皮に余分な刺激を与えないことが重要です。
シャンプーには汚れを落とすため、界面活性剤という成分が入っていますが、界面活性剤の洗浄力が高すぎると、頭皮が乾燥しフケが増えたり、かゆみの原因になることがあります。
洗浄力は多少落ちますが、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使って優しく洗い、洗うときも爪ではなく指の腹を使い、頭皮を傷つけないことがポイントですよ。
また、パーマやカラーに使われる薬液は、頭皮や髪にどうしてもダメージを与えるもの。
抜け毛が気になるうちは、頻度は少なくとも3か月に1回程度に抑え、自宅ではなく美容院でしてもらうことがおすすめです。
自宅でのカラーは、つい放置時間を長く取りすぎたり、頭皮に薬液が付きすぎたりするもの。
できれば美容院で、美容師さんにやってもらいましょう。事情を話せば、頭皮の保護をきちんと行ってもらえますよ。
20代女性の抜け毛の原因と育毛剤
ストレスが原因の場合
20代女性の抜け毛の原因のうち、育毛剤の効果が期待できるのは、ストレス、血流低下、頭皮環境の悪化が原因の場合と言われています。
まず強いストレス状態が続くと、自律神経のバランスが乱れ、ホルモンバランスにも影響が出てきます。
髪の成長には、女性ホルモンが深く関わっているのです。
女性ホルモンには、髪を成長させ、抜けにくくするはたらきがありますが、加齢やストレスなどでその分泌が低下してきます。
女性ホルモンの分泌が低下すると、髪を作り出す「毛母細胞」の働きが弱くなり、新しい髪が生まれにくくなります。
ストレスによるホルモンバランスの乱れに対応しているのが、「毛母細胞を活性化させる」との表示がある育毛剤。
成分では、「ニコチン酸アミド」「アデノシン」などがあります。
ホルモンの分泌量を自分で調節するのは難しいですから、育毛剤で外から補うのは効果的ですね。
血流低下が原因の場合
次に、血流低下に対しては、「血行を良くする」と表示のあるものが最適。
どんなにしっかり栄養を摂っていても、それを髪に届ける血流がなければ、髪まで届けることができません。
運動不足やストレスで全身の血流が低下すると、頭皮の血流も低下し、髪に十分な栄養を届けることができなくなるのです。
定期的な運動をするなど基本的な対策をし、その上で血行を良くする育毛剤を使う、頭皮マッサージを行う、などのケアをすれば効果的です。
血行を良くする成分には、「センブリエキス」「ショウキョウエキス」などがあります。
頭皮環境の悪化が原因の場合
最後に、頭皮環境の悪化ですが、健やかな髪の成長には、頭皮環境が整っていること、つまり、頭皮に乾燥や炎症がなく清潔な状態であることが大切。
もし今、頭皮に乾燥や炎症などのダメージがあれば、「保湿」や「抗炎症作用」と表示のある育毛剤がおすすめ。
成分としては、「ヒアルロン酸」「グリチルリチン酸」などがありますよ。
参考：女性用育毛剤ランキング！効果があって続けやすい育毛剤はどれ？
20代女性のつむじはげに効果的な育毛剤の使い方
つむじはげに育毛剤を使うなら、頭皮マッサージも一緒に行うと良いでしょう。
頭皮マッサージは、髪の薄さが気になる部分だけに行ってしまいがちですが、実はこめかみ、頭頂部、首、肩まわりを含めて、頭部全体に行うのが効果的です。
あまり強い力をかけず、気持ちいいと感じるくらいの強さでやさしくマッサージしてください。
指の腹を使っても良いですし、先の丸いブラシをお持ちなら、ブラシを使っても効果的ですよ。
マッサージするときに、爪を立てたり、先のとがった器具は使わないように注意しましょう。
頭皮は薄くてデリケートですから、すぐに傷ついてしまいます。傷は炎症となり、抜け毛を進めてしまうこともありますよ。
参考：女性用育毛剤ランキング！効果があって続けやすい育毛剤はどれ？
まとめ
いかがでしたか。20代女性の抜け毛の原因と、育毛剤についてまとめていきました。
特につむじはげに使用したい場合は、頭皮マッサージなど頭皮の血流も一緒にアップできるとより良いですね。
育毛剤は、あなたにぴったりのものが見つかれば、強い味方となってくれるものです。
抜け毛が気になると、人に会うのも気が重くなりがちですが、多くの場合、女性の薄毛は治ると言われています。
すっかり改善するのには少し時間がかかりますが、こつこつ取り組めば、良い変化が出てきますよ。
あなたも髪の悩みから解放されましょう！
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